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ウイークエンド・ピース
(1997年/カラー/DV/87分)
[スタッフ]
監督・脚本・撮影・編集:大嶋 拓 音楽:寺嶋由起
[キャスト]
大橋:岩橋直哉
舞子:斎藤小百合
本多:本間良平
武内:武藤起一
ライター:貝山亜木子
現像所職員:青木豪
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30歳で初めての長編映画を撮り、監督としての第一歩を踏み出した大橋。彼は別れた恋人との3年間の体験を綴った第2作に着手するが、そんな時玲子と名乗る美大生と出会い、その謎めいた色香に魅せられていく。やがて大橋の中では、新作映画よりも玲子の存在の方が大きく膨らんでいき、彼は撮影をボイコットして玲子と旅に出る決意を固めるのだが…。パーソナルシリーズの記念すべき第1作。
きっと誰しも、オレの時は、ワタシの時は、と思い出しながらザワザワと心が揺らぎ、
クスクスッと笑って、寝ろ!って感じかな。 |
| ----------------- 篠原哲雄(映画監督) |

もともとのタイトルは「うたかた」といいまして、「カナカナ」を撮るまでの自分自身の体験を、ほぼ現実に即してシナリオに起こした、二十代の総決算作品でした。スタッフも揃え、16ミリのフィルム作品として撮影を始めたのですが、もろもろの事情で撮影は3日で中断。その「もろもろの事情」をほぼそのまま描いたバックステージ作品がこれです(ややこしくてすみません)。トリュフォーの「アメリカの夜」やT・バートンの「エドウッド」など、映画製作をめぐる悪戦苦闘話には名作が多く、自分も是非一度やってみたかったのです。ちなみに、この作品の中では、主人公の大橋はがんばって作品を完成させるのですが、実際の私は最初の作品はオクラにして、代わりにこの作品を完成させたというわけです(やっぱりややこしくてすみません)。当時一緒に仕事をしてたプロデューサーの武藤起一氏がほぼ本人役で出演。作品を中止する相談をしに行ったところ、「撮影の始まった作品を途中で投げ出したりしたら、社会的信用にかかわるぞ」と言われたので、「そんな大げさな、せいぜいこの狭いインディペンデント映画の世界のことでしょ」と反論したら、「それが君にとっての社会じゃないか」と言われてしまいました。あまりにその通りの言葉だったので、まんま作品の中で使わせてもらってます(でも、それを涼しい顔で「セリフ」として言う武藤さんて…)。またこの作品は、記念すべきDV製作第1作でもあるのですが、当時はまだノンリニア編集が普及しておらず、時間貸しのリニア編集室で作業してえらくお金を取られた苦い思い出があります。
ビデオ販売:2000年11月24日 エースデュース TEL.03-3407-4150
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